【シングルタスク】生産性を最大化するシンプルな仕事術

「シングルタスクこそが最も生産性の高い仕事術だ!」といったら、あなたは納得できるでしょうか?

特に、同時に複数の仕事をこなすマルチタスクに慣れている人であればあるほど、受け入れがたい意見だと思います。

 

ただ、今以上に仕事の生産性を高めたいのであれば、疑いながらでもいいのでこの記事を最後まで読むことをオススメします。

「忙しいふりだけはうまいよな、アイツ」と周りから評価されたいなら話は別ですが…

シングルタスクと仕事効率

今までは効率の良い働き方として、マルチタスクというものがありました。

マルチタスクとは、一度に複数の作業を同時並行でこなす仕事の仕方です。

 

しかし、最近ではマルチタスクよりも、むしろシングルタスクこそが生産性を高める仕事のやり方であるということが多くの研究から明らかになってきています。

シングルタスクとは、一度に1つの作業だけを行うというやり方です。マルチタスクの逆ですね。

 

普通に考えたら、同時並行で仕事をこなせるマルチタスクの方が生産性が高くなりそうなものですが、本当にシングルタスクの方が生産的なのでしょうか?

マルチタスクは仕事の効率を著しく下げる働き方だった!

多くの仕事を抱えている人であれば、「抱えている仕事を1つずつこなしていたら、いくら時間があっても足りないよ!」と思う事でしょう。

ところが、スタンフォート大学やマイクロソフトリサーチが行った研究によって、マルチタスクは仕事の生産性を40%下げるという結果が出ているのです。

 

マルチタスクによる”予想外のデメリット”については、「マルチタスクで生産効率が40%減少!?科学が証明した同時並行の罠」で詳しく解説しています。

複数の仕事を同時に行うよりも、1つ1つこなしていく方が、より素早くより質の高い仕事が出来ることが”科学的に”証明されているのです。

全ての職業で重要な意味を持つシングルタスク

どんなに大きな仕事やプロジェクトであっても、それぞれを細分化すると結局のところ、小さなタスクの集合体であることが分かります。

つまり、どのような仕事であっても、シングルタスクによって生産性を高めることは重要な意味を持ちます。

 

たまに求人広告で「マルチタスクが出来る人歓迎」という広告を見ることがありますが、近いうちにすべての職業の求人で「シングルタスクが出来る人歓迎」という言葉を見ることになるかもしれません。

実践!シングルタスク仕事術

実際にシングルタスクで生産性を高めるための仕事術をご紹介します。

 

社会で広く信じられている神話に『仕事ができる人ほど、複雑な仕事をこなしている』というものがあります。

しかし、実際のところ『仕事ができる人ほど、よりシンプルに仕事をしている』のが正しいのです。

シングルタスクのたった1つの原則

シングルタスクで仕事をこなす方法は非常にシンプルです。

なぜなら、シングルタスクの原則はたった1つしかないのですから。

一度に一つの作業にのみ没頭する

シングルタスクをするためのたった1つの原則、それは『一度に一つの作業にのみ没頭する』というものです。

 

今まで信じられてきたマルチタスク仕事術の原則は、より多くのことをやるというものでした。

しかしこれからは、よりやるべきことを少なくすることが生産性を上げる仕事のやり方なのです。

ハーバード大学が明らかにした「能率の高い社員」の特徴

ここで、マルチタスクとシングルタスクの生産性の差について、ハーバード大学が行った研究結果をお見せします。

あたふたとせわしなく働いている社員たちは、1日に500回も注意を向けるタスクを変えるが、最も能率の高い社員たちは注意を向けるタスクを変える回数がむしろ少ない。

(引用:SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

この研究から分かることは、頻繁に注意を向けるタスクを変える人は、注意をあまり変えない人に比べて、仕事の能率が悪いということです。

シングルタスクで生産性を上げる

シングルタスク仕事術で生産性を上げるためには、一度に一つの作業にのみ没頭するのが原則でした。

 

では、その原則に基づいて、仕事の効率を上げるにはどういった方法があるのでしょうか?

ここでは主に3つの方法をご紹介します。

最優先の仕事に手を付ける

シングルタスクで仕事をこなすためには、最優先の仕事を決めることが重要です。

一度に一つの作業にのみ没頭するのがシングルタスクなのですから、必然的に最も優先度の高い仕事から手を付けていく必要があります。

 

最優先の仕事を終えたら、その次に優先するべき仕事に手を付ける。

この順番で仕事をしていくことで、優先度の高い仕事から順に終わらせていくことが出来ます。

 

残ってしまった仕事は優先度の低い仕事なので、時間が足りなければ明日に回しても全く問題ありません。

1つの仕事をしている間は、他の仕事に手を付けない

最優先の仕事から手を付けるなんて、当たり前じゃないかという声が聞こえてきそうですね。

 

ですが、シングルタスクの真骨頂はもう1つのルールにあります。

そのルールとは、「1つの仕事をしている間は、他の仕事に手を付けない」というものです。

 

何か1つの仕事をしている間は、メールやラインの返信もツイッターでつぶやくことも、この後のスケジュールの確認もするべきではありません。

今、目の前にある仕事だけに集中してください。

必ずしも「仕事を終わらせる」必要は無い

シングルタスクは、一つの仕事をしている間には別の仕事をしないという仕事術です。

しかし、勘違いしてほしくないのですが、なにも「仕事を終わらせる」必要は無いという事です。

 

大事なのは、今目の前にある仕事に100%の集中力を注ぐという事。

 

例えば、この仕事を30分でやろうと決めたとします。

仕事が終わらなくても30分間その仕事にだけ没頭していたのであれば、それはシングルタスク仕事術です。

シングルタスクと生産性 まとめ

今回は、マルチタスクと対になる『シングルタスク』こそが仕事の生産性を高めるという内容について解説しました。

 

今回の内容を読んでもらえれば、マルチタスクがいかに有害で、1つの仕事に集中することが有益かというのが分かりますね。

仕事をしている感を得られるのは『マルチタスク』ですが、実際の生産性は圧倒的に『シングルタスク』の方が高いことは科学的にも証明されています。

 

今日からはぜひ、今やるべき仕事に100%集中し、一度に一つの作業にのみ没頭する『シングルタスク仕事術』を実践してみてください。