インターネットと読書、2つの情報の違いを把握して知識を最大化!

近年、インターネットの普及も進み、情報を集める際にまずはネットで検索をするという人も多いのではないでしょうか?

ネットでどんな情報も集められるようになった今、読書なんて必要ないという噂も耳にします。

 

果たして、本当にインターネットで情報を集めさえすれば、読書の必要は無いのでしょうか?

今回は、情報を集める際のインターネットVS読書論争に焦点を当てて、最新の脳科学研究を根拠に解説をしていきます。

インターネットと読書に違いはあるの?

さて、冒頭でも挙げた「インターネットがあるから読書は必要ない」という主張は、果たしてそのまま受けれてよいものなのでしょうか?

 

いえ、その主張は間違っています。

なぜなら、そもそもインターネットで得られる情報と読書から得らえる情報は全く別物なのですから。

インターネットから得られる情報

インターネットから得られる情報の多くは、一般的に断片的な情報です。

 

例えば、「読書」と検索したときに出てくるのは、速読の方法や本の選び方といった部分的な情報に限られます。

 

言い換えれば、インターネットで得られる情報はデパートの試食のようなもの。

確かに美味しい部分だけを手に入れることができる反面、そのジャンルについて体系的に学ぶことは難しいのです。

読書から得られる情報

一方で、読書から得られる情報は一般的に、体系化された情報です。

 

例えば、「読書」について本で情報を仕入れた場合は、たいていの場合、読書野メリットから本の選び方、速読・精読のやり方・本の内容を記憶する方法などを一通り学べます。

 

つまり、あるジャンルに対して体系的に整理された情報を1冊の本から学べるのです。

一般的にこのように体系だった情報は”知識”と呼ばれます。

 

よって、長期的にあなたの人生を豊かにする”知識”を仕入れるという点で、読書はインターネットとはまた別の種類の情報を得るために必要なのです。

長所・短所で見る、読書とインターネットの違い

基本的にインターネットから得る情報と読書から得る情報は、どちらも一長一短があります。

 

よって、インターネットがあるから読書は必要ない。

あるいは、読書さえしていればネットから得る情報は必要ないという二元論的な決めつけをするべきではありません。

 

読書で得る知識と、インターネットから得る情報のそれぞれのメリット、デメリットを把握したうえで、状況に応じて適切な手段を用いる柔軟性が必要になります。

そのためにも、この2つの媒体の長所、短所は、この機会にしっかり知っておくべきでしょう。

読書のメリット

まずは、読書のメリットについてご紹介します。

体系的に知識を集められる

なんといっても読書をする一番のメリットは、体系化された知識を吸収できることでしょう。

また、1つのジャンルについて5冊も本を読めば、専門的な知識が身に付くと言われるほど、本から得られる知識は密度が濃いのです。

 

明日から使えるノウハウを知りたいという場合は、インターネットで情報を仕入れた方が確かに効率的です。

しかし、長期的に着実にあなたの知識レベルを成長させるのであれば、やはり読書から得た知識の方が圧倒的に効果があります。

正確な知識を吸収できる

出版されている本の大半は、編集者の目を通して校閲されたものです。

そのため、過度に誤った情報や誤植などはほとんどありません。

 

つまり、本から得た知識は信頼性の高い情報だと言えるでしょう。

 

例えば、ある情報の出どころを相手に伝えるとき、wikipediaの情報だというのと、○○という人が書いた本で読んだ情報というのでは、明らかに後者の方が説得力がありますよね。

このように信頼性の高い情報を集める場合は、読書から知識を得た方が確実です。

読書のデメリット

続いて、読書のデメリットについてご紹介します。

時代遅れの情報が多い

現代は特に時代の流れが早いため、昨日使えた情報が明日には古いものになってしまうことも多々あります。

しかし、本は基本的に一度出版されたら、改訂版などが出ない限り、内容の書き換えをすることが出来ません。

 

せっかく読書で知識を身に付けても、それはすでに過去のもの…という事も往々にしてあり得るのです。

今すぐ使えるノウハウの吸収が難しい

読書のメリットとして、読書は体系的に知識を吸収することが出来るという点を挙げました。

しかし裏を返せば、体系的に知識を知ることはできても、ピンポイントで即実践できるようなノウハウを知るには適していないということです。

 

また、本は多くの人に買ってもらうために、一般大衆向けに書かれていることが多いのです。

よって、広く浅いタイプの本が多くなります。

 

読書は、明日から即使えるノウハウ的なものや、ニッチな情報を吸収するのには適していないのです。

インターネットのメリット

次にインターネットで情報を集める際のメリットをご紹介します。

部分的な情報へのアクセスが速い

インターネットで情報を得る際の一番の強みは、なんといっても断片的な情報へのアクセスの速さです。

自分の知りたい情報を検索エンジンにかけると、1秒もしないうちに”答え”が表示されます。

 

今すぐ情報を知りたい場合や、即日に使えるノウハウを知るためには、インターネットから情報を集めた方が、圧倒的に効率的です。

最新の情報を集められる

インターネットの見逃せないもう1つのメリットは、情報更新のスピードにあります。

 

ビジネスマンが読書偏重の知識の仕入れ方をしていて、ネットの情報を一切見ていなかったらどうでしょう?

恐らくその人は、大きなチャンスをいくつも逃してしまうことは想像に難くないでしょう。

 

時代の流れが早い現代において、最新情報を仕入れる速度はそのまま成功の要素になりえます。

インターネットのデメリット

最後にインターネットで情報を集めることによるデメリットをご紹介します。

断片的な情報しか得られない

インターネットで得られる情報のほとんどは断片的な情報です。

つまり、単体として情報を知るためには有用な反面、そのジャンルの大きな流れをつかむことはできません。

 

例えば、今から新しく心理学というジャンルについて一通り勉強したいと思ったら、多くの人はインターネットではなく、本から知識を得ようとするはずです。

 

また、断片的な情報は記憶に残りにくいもの。

そのような情報はその場しのぎには役に立っても、長期的には何一つあなた自身の成長にはつながらないのです。

内容の信頼性に問題がある

多くの人がすでに気付いている通り、インターネットの情報はほとんどの場合、どこの誰が書いたものか分からないことが多いです。

つまり、しっかり校閲を通している本に比べて、情報の信頼性は疑ってかかる必要があります。

 

特にアウトプットのために情報を集めている場合は注意が必要です。

なぜなら、誤った情報のアウトプットをしてしまうと、あなた自身の信頼性を落としかねないからです。

間違いなく有益な読書の3つの効用

ここからは、読書をすることによって得られる3つの効用についての話をしていきます。

読書がもたらすメリットをお伝えすることで、読書が”必要”であることを知ってもらいたいのです。

 

これからお話する内容は、どれも大学などの研究結果を元にしています。

エビデンス(根拠)のある読書の効用には一体どのようなものがあるのでしょうか?

ストレスの軽減になる

たった6分の読書でストレスが68%軽減される。

こんな驚きの研究結果を発表したのは、イギリスにあるサセックス大学のデイビット・ルイス博士の研究チームです。

 

この数字は、代表的なリラックス法としてとらえられている音楽鑑賞や散歩、コーヒーブレイクやテレビゲームなどのどの方法よりも高いストレス解消効果を示すのです。

つまり、読書は他のどのストレス解消法よりも効果的なリラックス法であることが証明されたという事です。

 

特に就寝前の読書は、1日のストレス解消、眠気の促進、知識の定着化など様々なメリットがあります。

最近ストレスを感じる人は是非、就寝前の読書を習慣にしてみてはいかがでしょうか?

自制心が鍛えられる

オックスフォード大学の名誉教授、ジョン・ステイン教授の研究によって、読書中の被験者の脳をMRIで調べたところ、大脳が活発化している事が分かりました。

 

特に大脳の中でも特に情報処理に関わる部分の活発化が顕著でした。

つまり、読書を続けていると、脳の情報処理能力を鍛えることが出来るのです。

 

また、大脳の1部位である前頭葉は、理性や自制心を司る部位として有名です。

つまり、読書によって欲望のコントロール力が鍛えられて、先延ばしを防いだり悪習慣を断ち切ることも出来るようになるのです。

読書で収入が増える!?

成功している人ほどたくさん本を読んでいる。

このような噂をあなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

実際に日本経済新聞産業研究所の調査では、以下のような結果が発表されています。

本の平均購入額
  • 年収400万円未満の層 :1914円/月
  • 年収400~800万円の層:2557円/月
  • 年収800万円以上の層 :2910円/月

 

また、近年は収入が高い人の読書量が増えている一方で、収入が低い人の読書量は減少傾向にある事もわかっています。

つまり、読書量による収入格差は確かに存在していて、その格差は今後ますます大きくなっていくことが予想されているのです。

「収入があるから読書量も多い」は嘘

このような調査結果を見ると、「収入がたくさんあるなら、書籍代に回すお金も増える。読書量も多くなるのも当然だ!」と反論する人がいます。

しかし、高収入者のインタビューによると、多くの人は子供の頃、少なくとも高校~大学時代から読書が習慣になっている人が多数という事が分かりました。

 

つまり、彼らはお金に余裕がない時期から、読書をする習慣があったという事です。

結論として、お金があるから読書量も多いというのは誤りで、読書量が多い人から収入も多いという因果関係が明らかになっています。

違いを正しく知って、最適な読書生活を!

今回は、インターネットと読書のそれぞれの情報収集のメリット、デメリットについて見ていきました。

 

この記事の内容を端的にまとめると、インターネットだけでも読書だけでもバランスの良い情報は得られないという事です。

大事なのは、それぞれのメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、その状況に応じて適切な媒体を使用すること。

 

せっかく読書で頭を鍛えるのであれば、根拠のない噂話に流されずに、自分の頭で本質を見抜く力を磨いていきたいところですね。