良書を『タイトル』で見抜く4つのポイント

この記事では、本の『釣りタイトル』を見分ける方法についてご紹介します。

魅力的な言葉に引かれて本を購入したけど、中身はそれほど有用なものではなかった…なんてことにならない為の注意点と本選びのポイントを解説していきますね。

 

タイトルに騙されずに、自分にとって本当に読むべき本の探し方を知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください!

なぜ、本のタイトルは”簡易性”を前面に打ち出すのか?

書店のビジネス書や学術書のコーナーに行くと、『誰でも簡単に』といったニュアンスのタイトルの本をよく見かけます。

もしかしたらあなたにも「タイトルに惹かれて本を購入したが、読んでみたらあまり面白くなかった」というような経験があるかもしれません。

 

その原因は、本のタイトルが「内容の要約」よりも「インパクト」という販促を意識して作られていることが多いからです。

特に、『自分のブランディング目的』で本を出版している人の著書には、この傾向が強いように感じられます。

本のベストセラーに隠された「出版事情」

とはいえ、本のタイトルが簡易性を打ち出したものになるのは、ある意味仕方がない面もあります。

 

というのも、ベストセラー本になる為には、普段あまり本を読まない人にも自分の本を手に取ってもらう必要があります。

つまり、一般受けする内容でないと、ベストセラー本になることは非常に難しいということです。

 

そうなると、特定の専門家などのターゲットにしたニッチな本のタイトルよりも、誰でも簡単に実戦できそうなタイトルの方が、多くの人に手に取ってもらいやすくなるのです。

ゆえに、本を出すにあたって、ワンチャンベストセラーを狙いたい!ということになれば、タイトルは”簡易性”を打ち出すものにするのも当然のことと言えるでしょう。

本を選ぶ際は、タイトルの”行間”に注意しろ!

では、タイトルの簡易性に騙されずに、自分にとって読むべき本かどうかを見極めるには、どうすればいいのでしょうか?

 

答えは『タイトルの裏の言葉』に注意を向けること。

すなわち、簡易性を打ち出したタイトルでは隠されている部分、つまり”省かれている行間”に潜む言葉をしっかり見極めることが大切です。

その本のタイトルに隠された「条件」を探せ!

例えば、ビジネス系の本でよくあるタイトルとして、「初心者でも1週間でわかるマーケティング」のような本がありますよね。

ところが、もしかしたら、このタイトルを正確に再現するなら

初心者でも(毎日3時間の勉強をして、この本を何回も読み返して、その内容を自分の仕事で実践してみて、試行錯誤を繰り返せば、)1週間でわかる(ビジネスマンとして最低限知っておくべき)マーケティング(の基礎中の基礎を学べる本)」

なのかもしれません。

本のタイトルに騙されて失敗しないために

これはわかりやすい例にする為に、少し悪意を持って書きすぎましたが、実際にこのように行間が隠されているタイトルの本というのは数多くあります。

このように、タイトルに書いてある「誰でも簡単に」といった簡易性には、ほとんどの場合「条件」が隠されているのです。

 

つまり、タイトルに”楽さ”に飛びつかずに、その楽さを実現させる為に必要な条件は何かを考えることが、失敗しない本選びの際のポイントです。

本当に自分に為になる本の選び方

ここからは、前述した行間に隠されたメッセージを見抜くことなどを念頭に置いた上で、実際に本を選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめて解説します。

簡単そうなタイトルに飛びついて本を購入してしまうと、かえってその本の内容をアウトプットする際に試行錯誤が必要になってしまいます。

 

また、お金や時間といったコストがかかりすぎて、本来生産性を高めるはずの読書によって、あなたの貴重な資源が損なわれてしまうことにもなりかねません。

限りあるお金や時間といった資源を最大限、有効に使う為にも、良書の選び方を知っておくことは非常に有用です。

本はなるべく書店で購入する

本気で本を選ぶ際に最も大切なのは、ネット書店ではなく、直接リアル書店で本を購入すること。

なぜなら、本を選ぶ際にはタイトルだけでなく、目次やまえがき、あとがきと言った部分に注目することが重要だからです。

 

ネット書店だとほとんどの場合、中身を見ることができないので、タイトルだけをみて購入するかどうかを決めなければなりません。

レビューなどの判断材料もあるとはいえ、やはり書店で購入した本の方が圧倒的に良書にめぐり合える確率は高いです。

Amazonなら、ネット上でも本のなかみをチラ見できる!?

アマゾン レバレッジ 読書

あまり知られていないのですが、Amazonには、「なか見!検索」という機能があります。

この機能を使えば、ネット上でも数ページ分の中身を試し読みすることができます。

 

とはいえ、本選びの際に重要なポイントとなる、目次やまえがき、あとがきなどを全て読めることはまずありません。

どうしてもネット書店で本を購入しなければいけないけど、中身も少し確認したいという場合に、ぜひ活用してほしい機能です。

著者のプロフィールを読む

本の内容というものは、その著者の知識や情報量によって決まると言っても過言ではありません。

よって、本を購入する際は、著者のプロフィールをしっかりチェックすることも、本を選ぶ際には必須となります。

 

特に注目するべきは、その著者のバックグラウンド(背景・経歴)です。

 

例えば、理系の本を読む場合であれば、その著者の専門分野やどんな研究機関に所属しているかなどを確認するだけでも、その本の内容の密度や信ぴょう性を判断する材料になります。

一方で、専門家が書いた本の内容は初心者には難しすぎる場合も多いので、あまり知識量に自信がないジャンルの本を読む場合には適していないこともあります。

 

その分野のジャーナリストが著した本の方がわかりやすく書かれていて、適している場合もあるので、自分の知識レベルも含めて考慮すると良いです。

「まえがき」と「あとがき」をチェックする

「まえがき」と「あとがき」は著者が何を考えてこの本を書いたのかが一番顕著に現れる部分です。

 

タイトルだけでは伝わりきらない思いなどが、まえがきなどに書かれていることが多いので、この部分は本を購入する前に必須でチェックしてください。

例えば、前述したタイトルに隠された”行間”などについても、まえがき等では省かずにしっかり書かれていることも多いです。

 

体感ですが、タイトルだけで購入する場合と「まえがき」「あとがき」をしっかり読んでから購入した場合では、良書に出会える確率が5〜10倍は違います。

僕が本を選ぶ際に、実は最も重視しているのが、この「まえがき」と「あとがき」です。

海外の翻訳本に狙いを定める

内容が濃い本を好んで読みたいのであれば、日本人が書いた本ではなく、海外で出版されて翻訳された翻訳本を中心に読むのも良いアイデアです。

 

わざわざ翻訳されて日本人向けに出版されているということは、それだけ内容がしっかりしていて「翻訳されるだけの価値がある本」ということ。

つまり、翻訳本はすでに海外で選別された結果、生き残った良書である可能性が高いからです。

 

翻訳本は、海外独特の言い回しであったり、少し専門的な内容が多かったりと、やや読むのが難しいのが難点ですが、内容の密度は日本人が書いた本とは比べ物にならないほど有益です。

タイトルに騙されない良書の見つけ方 まとめ

今回は、売るためだけにつけられた「誰でも簡単に」といった簡易性を打ち出したタイトルに騙されないための「本の選び方」について紹介しました。

今の時代に出版される本のタイトルの多くは、本の内容を要約するものではなく、いかに人の興味を引いて、本を購入してもらうかに重きが置かれています。

 

僕個人としては、本を書くのも一つの商売なので、この傾向に文句を言うつもりはありません。

ただ、本を購入する側からしたら、タイトルにつられて、役に立たない本を購入するという事態は避けたいですよね。

 

そのためにも、あなたには、今回紹介した「本のタイトルのつけ方」に関する裏知識をしっかりと理解して、良書を探し出すセンスを磨いてほしいと思います。