読書内容のインプットにつながる『線の引き方』教えます!

突然ですが、あなたも読書中に大事だなと思った部分に線を引くことがあるのではないでしょうか?

実は先日、電車で隣の人が本に一生懸命、線を引いている場面に遭遇しました。しかし、その人の本をちょっと覗いてみると、1ページ丸ごとに線を引いてあるのです。

 

はっきり言って、このような線の引き方はほとんど意味がありません。勉強をした気にはなれるでしょうが、知識を学ぶという点においては無駄な行為です。

 

本への線の引き方1つで、読書内容のインプット量に大きな差が生まれる。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい線の引き方は重要なテクニックなのです。

そんなわけで今回は、本の内容を最大限に理解して、記憶に残すための「線の引き方」をご紹介していきます。

本を読む際に線を引くメリット

まずは、本を読む際に、重要な部分に線を引くことで得られるメリットについてご紹介します。

 

人によっては、本を汚すことに抵抗を覚える人もいるかもしれません。しかし、読書の目的は、本を綺麗に取っておくことではなく、新しい知識や情報を得ることです。

であれば、線を引くことで、効率的に読書内容を吸収できるのであれば、迷わずに線を引くべきではないでしょうか?

本に線を引く理由はたった1つ

本に線を引く最大のメリット。それは、「いち早く重要な部分を見つけられる」ということです。

 

まず前提として、一読しただけで本の内容を全て覚えるというのは不可能に近いです。

つまり、本の内容を深く理解して記憶に残すためには、必然的に「何回も繰り返す」ことが重要になります。

 

しかし、本を良い返すたびに全てのページを読み返すのは、かなり面倒ですよね。そんな時に、役に立つのが線を引くという行為なのです。

本に線を引くと、重要な箇所が一瞬で見つけられる

本に線を引いておくと、次に読み返す時はペラペラとページをめくるだけで、重要な部分を素早く見つけることができるのです。

再読の際は、その目に飛び込んでくる部分だけをつまみ読みしていくことで、短時間で重要な部分だけを効率的に復習することが可能になります。

 

つまり、本に線を引く最大の目的は、「読み返しを効率的に進めるための準備」を行うことなのです。

その線の引き方、間違ってますよ

本に線を引く際のポイントをお伝えする前に、まずはやってはいけない線の引き方からご紹介します。

 

NGな線の引き方として一番多いのが、やはり「線を引きすぎている」という問題です。

 

多くの人は、本の中で重要な部分を見落としていたらどうしようという不安を持っているのが普通です。

なので、ちょっとでも気になった部分があれば、それら全てに線を引きたくなってしまうのも仕方がないでしょう。

線を引きすぎることによる問題点

では、本に線を引きすぎると何が問題なのでしょうか?

その理由は、「本当に大事な部分が埋もれてしまう」からです。

 

もう一度思い出して欲しいのですが、線を引く目的は、再読の際に効率的に重要な部分だけを拾い読みしていくためでした。

しかし、線を引きすぎてしまうと、本当に重要な部分だけではなく、「なんとなく大事そうな部分」にも線を引くことになります。

 

すると、復習をする際に読むべき箇所が多くなってしまう。

つまり、線を引くことによるメリットがほとんどなくなってしまうのです。

読書において最も効果的な線の引き方はこれだ!

ここまでの話を踏まえて、最も効果的な線の引き方を考えてみましょう。

 

結論から言うと、「少しでも迷ったら線を引かない」というルールを設けるのが、最善策になります。

前述したように、線を引きすぎる原因としては、「もしも重要な部分を見逃していたらどうしよう」という心理にあります。

体と心の声に従う

しかし、実際にやってみるとわかるのですが、大して重要ではない部分に線を引くときは、その前に「線を引くべきかどうか」の葛藤が必ずあるのです。

逆に、本当に自分にとって重要だと思う部分に線を引く際は、「これは間違いない!」と言う手応えが自分の中で必ず生まれます。

 

このように心と体の反応に意識を向けて、線を引く際に躊躇したかどうかを基準にすることで、線を引く数を圧倒的に抑えることができるようになります。

重要度で足切りラインを作る

仮にあなたにとって本当に重要な内容を『重要度5』、役に立たない内容を『重要度0』とします。

 

線を引く際に大事なのは、この中で『重要度4〜5』の内容だけに線を引いていくことです。

ところが、線を引くのが苦手な人ほど『重要度2〜5』の全てに線を引こうとしてしまう傾向にあります。

 

そこで、自分の中で『どの重要度までを大事にするか』という基準を設けて、それ以下の内容は切り捨てる勇気を持つ。

これが、本に線を引く際の最大のコツなのです。

線を引いても、絶対に頭は良くならない

最後に、非常に大切な話をします。それは、本に線を引いたからといって、頭が良くなるわけではないと言うことです。

 

何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、学生時代を思い返してみてください。

教科書にやたらと線を引いて、”勉強をした気になっているだけ”の人っていませんでしたか?しかし、そういう人に限って、テストの成績が残念だったりします。

 

その理由は、線を引いただけで満足して、復習をしていなかったからです。

本に線を引くのは記憶をするためではない

前の方でもお話ししましたが、繰り返しお伝えしておきます。

本に線を引く目的は、読み返しの際に重要な部分を一目でわかるようにする”準備”のためです。

 

つまり、線を引くこと自体に「記憶に定着させる効果」を期待してはいけません。

もしも、本に線を引くこと自体に喜びを覚えている人がいるのであれば、それは今すぐに改めた方が良いでしょう。

読書内容の理解を補助する線の引き方 まとめ

今回は、意外と教えてもらえる機会の少ない「本の線の引き方」についてご紹介しました。

 

様々な読書本でも、重要な部分に線を引くべきという内容が書いてあります。また、僕自身も、本を読む際は必ず線を引きます。

しかし、線を引いたからといって、本の内容を覚えられるわけではありません。線を引くことで「読書をした気分」になるのはやめましょう。