読書の効率を10倍高める、自己成長のための本の選び方のコツ

最近、いろんな人から「お勧めの本を教えてください!」という質問を受けるようになりました。

 

しかし、この質問をされると、いつも答えに困ってしまいます。なぜなら「その人がどんな目的で本を探しているのか」が分からないからです。

確かに僕自身によって読んで良かったなという本はありますが、その本が相手にとってもおすすめかというとそんなことはありません。

 

そこで今回は、お勧めの本を紹介する代わりに『自分にとって必要な本』を見つける方法。

つまり『有意義な本の選び方』についてお話をしていきます。

本には2つの種類がある

一言で読書と言っても、世の中には数多くのジャンルがあります。しかし、世の中にある本は大きく分けて2つの種類しかありません。

まずは、この本の2つの種類についてしっかり区別をつけておくことで、自己成長に繋がる本だけをピンポイントで探すことが可能になります。

 

本の2つの種類とは、『楽読』と『実読』です。読書に慣れている人なら、その内容がピンとくるかもしれませんね。

しかし、改めてこの2つの本がそれぞれどのような特徴を持つのかを再確認しておきましょう。

楽読

楽読とは『何かに役立てるといった目的を持たずに、単純に楽しむためだけに読む目的』の読書のことを言います。

楽読の例としては、娯楽小説や文学(勉強のための文学は除く)といったものがあります。

 

楽読に関しては、単純に自分が読みたいように読めばいいので、具体的なノウハウやスキルを考えずに、思うままに楽しむのが良いでしょう。

よって楽読に関しては、これ以上言うことはありません。

実読

実読は『その本から得た情報を実生活や情報発信などの目的に役立てる目的』の読書のことを指します。

ビジネス書やノウハウ本、自己啓発書などがこちらの分類に当てはまります。

 

実読をする場合には、本を出来るだけ早くインプットして、それを記憶に定着させ、アウトプットをするというテクニカルな技術が求められます。

すなわち、速読法や読書内容の記憶法といった読書技法は、『実読』のためにあるという事です。

自己成長に繋がる本の選び方

あなたが今知りたいのは、自分の成長に繋がるための本の選び方なのではないでしょうか?

 

せっかく実読本を手にとっても、そのレベルが自分に合っていなければ意味がありません。

内容が平易過ぎる本を読んでも得られるものは少ないですし、逆に難しすぎる本を読んでも内容を理解できません。

 

そこで、実読をする際に常に頭に入れておきたい、自分の読書レベルにあった本の選び方について解説していきます。

難易度レベル:易 入門書

自分が全く勉強したことのない未知のジャンルに手を出す場合にお勧めなのが、入門書から入るという手順です。

読書ですぐに挫折する人がやりがちなのが、知識が無い分野であるにもかかわらず、変にプライドを持って難しい本を選んでしまうパターンです。

 

確かに、世間的に○○というテーマの名著と呼ばれるものが紹介されることもありますが、その内容は初心者には難しいことがほとんどです。

最近では有名な本に関しては、漫画で分かる○○といった初心者向けの本も出ていますので、格好を付けずに素直に基礎を学ぶところから始めるべきなのです。

難易度レベル:中 一般書

入門書で基礎的な知識を一通り把握したら、次は一般書レベルの本を読むと良いでしょう。

 

例えば、専門用語の意味を入門書を通して吸収した後ならば、そのジャンルに関しては、ほとんどの本をすらすらと読みこなせるようになるでしょう。

同じジャンルの一般書レベルの本を数冊読みこなせば、そのジャンルに関してのあなたの知識レベルはかなり高度なものとなっているはずです。

 

また、実践的なノウハウの多くは、一般書を通して知ることが多いのも特徴です。

よほど自分が極めたいジャンルでない限りは、一般書を読みこなせれば、十分自己成長に繋がっていると言えます。

難易度レベル:高 専門書

基本的に専門書を読む必要があるのは、特定のジャンルに関してよほど興味があるか、仕事などの関係で読む必要がある場合に限られるでしょう。

しかし一方で、このレベルまで知識を得ている人は数が少ないので、一度専門書を読めるレベルまで知識を付ければ、それはあなたの強い武器になります。

 

専門書を読む場合は、そのジャンルに対しての基礎知識があるのはもちろんのこと、書いてある内容を理解するだけの読解力や思考力も必要になります。

原則として、自分が本当に自信のあるジャンル以外の専門書は読むだけ無駄です。自分が伸ばしたい専門分野を見極めて、挑戦してみましょう。

本の選び方によって読書法を変える

ここまでは「本の選び方」について解説してきましたが、次は「本の読み方」について見ていくことにしましょう。

前述した本の種類やレベルに合わせて読書の方法も変えることで、より効率的な読書が可能になります。

速読

読書法と言えば『速読』というイメージの人も多いのではないでしょうか?

速読の方法を知りたいという人も多いので、具体的なやる方については以下の記事で詳しく解説しています。

 

速読を行う大前提として、読む本のテーマに関してある程度の基礎知識が無いと、そもそも速読はできません。(速読法をマスターした人でも無理です。)

よって、比較的読みやすいレベルの一般書、あるいは一度読んだ本を再読するときなどは速読を使って読書をするのが良いでしょう。

精読

速読に比べると、あまり聞いたことが無いという人も多いかもしれませんが、『精読』は非常に重要な読書法になります。

一言で言えば、じっくりと内容を理解しながら読み進める読書法です。熟読とも言われますね。

 

精読は、未知のジャンルに挑戦する際の入門書や、内容の難しい専門書などに適した読書法です。

一見、ただじっくりと読書をするだけと思われがちですが、全体的な論理構造や行間を読むことが求められるため、慣れていないと意外と難しい読み方でもあります。

本への投資をためらうのは、本の選び方を知らないから

あなたは月にどれくらいの金額を読書に投資しているでしょうか?

読書への投資をためらう一因として、書籍代がかかるというのがあります。

 

一般的なビジネス書であれば1,600円前後、新書なら800円程度が平均的な本の値段です。

確かにちょっと高いと感じるかもしれません。 しかし、読書によって得られた知識が本の価格と釣り合うものであったら、損をしたとは思わないはずです。

 

例えば、ランチ代を1,000円を使うのは、一般的なサラリーマンにとっては高いものでしょう。

しかし、高級レストランの料理を1,000円で食べられたら、とてもお得に感じるのではないでしょうか?

 

つまり、価格というのはそれによって得た価値によって得にも損にも感じられるのです。

本への投資効果を倍増させる読書法

たしかに自分に合わない本や学びの少ない本を買うとなったら躊躇うのも当然でしょう。

しかし、将来的にあなたに1万円の価値をもたらす知識を1冊の読書から得たなら、それはとても得をしたと感じるはず。

 

要は、本自体に高いも安いもないのです。本から最大限の価値を吸収することこそが、読書に投資をする際の最重要ポイントと言えるでしょう。

 

そのためにも、今の自分にもっとも必要な知識を提供してくれる良書を選ぶ方法を知ることが、読書の費用対効果を高める事に繋がります。

読書の質は本の選び方で大きく変わる

ここまで見てきたように、本の選び方1つで読書の質は大きく変わります。

結局のところ、実読の場合は自分のレベルアップにつなげられるかどうかが目的になります。

 

読書に関する話題になると、『本の読み方』から入る人が非常に多いですが(特に速読)、それ以上に本の選び方の方が重要なのです。

僕は、自分に合った本を選ぶ方法を知った後に、読書法について学ぶべきだと僕は思っています。

 

もしも、「本の選び方」という視点を忘れかけていたなと思った人は、もう一度『今の自分に必要な本は何か』『何の目的で読書をするのか』という問いかけを自分にしてみることをオススメします。